仕入れた素材を加工して備品にしたい時の振替処理について

ハンドメイドを始めて半月程度。

まだまだ形にはなっていませんが、仕入れや振替はガンガン発生しているので仮帳簿をつけています。

そこで発生してちょっと疑問に感じたのが加工品を備品に転用する場合です。

税理士さんに相談してみたのでまとめておきたいと思います。

超初心者の疑問:商品を振替する時の価格はどうなる?

家事消費(仕入れたものや商品を自分で使う)をする時は、『仕入れ値』もしくは『販売価格×70%』のどちらか高い方を売上として計上する。

というのは知識として知っていました。

それでは商品の一部を備品にする場合はどうするんだろう…と、既に備品にしてしまったポーチを見て思いました。

これは商品化する予定はありませんが、今後そういうケースがあるかも知れません。

例えばこのポーチ、商品にするなら手間を考慮して1,000円くらいかなぁ…などと妄想していますが、7割掛けなら700円で明らかに材料費を上回ります。

細かい材料費は計算していないのでわかりません。

(個人事業主としてガバガバですが、三分法で記帳予定かつ今回は最初から備品にするつもりで作ったので良しとしましょう)

それはそうと、大きな疑問は『材料を加工してモノに変えて事業に使用する場合、どうすべきか』ということです。

疑問に思ったので税理士さんに軽く相談してみました。

家事消費には該当しない

まず、やはり材料を別の勘定科目として消費する場合には家事消費には当たらないそうです。

振替か家事消費に当たるかは『事業に使用する』のか『私用』なのかがキーポイント。

  • 商品に加工するつもりで購入した金具をラッピングに使用した→仕入から荷造運賃費に
  • 商品をサンプルとして使用した→材料費から広告宣伝費に
  • 商品を自分用に使った→売上発生(家事消費)

ちなみに、上記の例の振替先の勘定科目はあくまでも例なので、自分の所で採用している勘定科目に振替しましょう。

また、先述の通り家事消費として売上を立てる時は『仕入れ値』もしくは『販売価格×70%』のどちらか高い方を採用するルールがあります。

ハンドメイド作家さんの場合はちょっと手間ですが、材料費を計算して販売価格と比較してみて下さい。

  • 材料費500円/販売価格1500円(70%で1,050円)→売上1,050円
  • 材料費1,000円/販売価格1,200円(70%で840円)→売上1,000円

ということで、私の『作ったポーチを備品にしたい』場合は家事消費には該当しないため振替処理をすることになります。

なお、三分法・分記法の記帳の仕方については今回は割愛します。

結論:原価で振替する

税理士さんいわく、人件を考慮しなければ原価で備品に振替すればOKとのことです。

家事消費の時の価格の算出方法はあくまでも家事消費の時のみに適用される計算なので、気にせず原価を使えば良いようですね。

例のポーチも原価を計算して約320円ということがわかりました。私の場合はこのように帳簿に記入します。

(借方)備品320円/(貸方)仕入320円

たとえ商品として販売するものであっても同様です。

今回のポーチを2つ作成して『1つは手渡しで販売、1つは備品にしたい』という状況だった場合は、こちらの2行を記帳します。(三分法の場合)

(借方)備品320円/(貸方)仕入320円
(借方)現金1,000円/(貸方)売上1,000円
——
→備品320円、仕入320円、売上1,000円
→1,000円-320円で、利益は680円

私のように1人でほそぼそとやっているような事業なら、人件費って言ってもね…というケースがほとんどだと思います。

もちろん私もそうです。作っている時間も半分以上はスキルアップと練習なので、人件費についてはもともと考慮する予定はありませんでした。

しばらくは「人件費…」というような状況で続けていく予定なので、このような記帳で問題なく続けていけるはず。

記帳はこまめに。

三分法では期末(年末)に仕入金額と実際の材料在庫のすり合わせを行いますが、この振替をしておかないと棚卸し時に謎が残って損失が生じます。

今回は微々たるものでしたが、1つならまだしも10、20と増えていくと万単位になってくるのは明白です。私はかなりズボラな方なのでしっかり管理しなくてはいけませんね(笑)

年末の棚卸しと来年の確定申告が少しでも楽になるように、気を引き締めたいと思います。

ハンドメイド事業を始めた初心者さんならよくある事例だと思うので、私と同じように疑問を感じた方の参考になれば幸いです。

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